2011年6月20日月曜日

マザーネイチャー

6月9日から10日間、夫と共にタイのプーケット島に行ってきました。
例年5月頃、仕事の営業を兼ねて日本に行くのですが、今年はNZと日本の震災などがあり見合わせ、その代わりに気分転換をかねての旅行となりました。

到着そうそうホテル敷地内のスパへ。オープンエアの施術室、海風が心地よい。

スパは緑の中の高台にある。タイ式の建物で異国情緒ただよう。


ある日の朝食(ビュッフェ)サラダ、グアバジュース、お粥、茶碗蒸し、なぜか巻き寿司。


ある日のおやつ。タロイモの蒸しまんじゅう、プリン、ラゴン(少し甘く少し酸味のあるやさしい味のフルーツ。)

寛いだ到着2日後にクライストチャーチの大きな余震(M6.2)のニュースを聞き、遠い地にいるだけ、心配の気持ちが膨れました。早速、情報を収集してメイルでチャーチの友人、知人に連絡をとりました。幸いみな無事でしたが、もういい加減にして欲しい。。というのが本音というものでしょう。

そして、もうひとつの懸念が発生。チリで発生した火山の噴火により、火山灰がオーストラリアとニュージーランドを覆っているとのニュース。これからしばらくフライトに影響があるとのこと。私たちの帰りのフライトにも影響があるかも。。。とリラックス旅行のはずが、なんだか自然災害がどこまでも付いてくるような暗い気分に。
でも、そんな気持ちになっても、何が変わるわけでもないし、自然に対しては私たちは常に無力であることを再認識して、今は、タイ。この瞬間を楽しもう!と気持ちを切り替えました。

出発の1日前に、チリの火山灰の影響はなくなったと嬉しいニュースを聞き、シンガポール航空で一路、クライストチャーチへ。ところが、到着の着陸時に深い霧が発生、3回着陸を試みたのですが失敗して、結局、オークランドへ。クライストチャーチに着陸できたのは、予定の5時間後でした。
自然の力には逆らえない。。とまたしても。
このところ、地球全体がなんだか活動が活発になっているような気がするのは、私だけではないでしょう。

地球が永らえることを願った今回の旅行でした。

2011年6月3日金曜日

ありがとう。ビクトリアンチェンバー

クライストチャーチの人気挙式会場だったビクトリアンチェンバーが、弊社ウエッブサイトから姿を消すことになりました。2月の地震で被災し復興の見通しもつかないということが明らかとなり、ついに昨日、ウエッブ担当者に削除のお願いいたしました。
この会場では、多くのカップルの挙式が行われました。古い重厚な建物に四重奏の演奏が素晴らしくマッチしたことや、挙式中、カメラマンが移動するたびに、ぎしぎしと音を立てたことまでもなつかしく思い出されます。




ビクトリアンチャンバーの正式な建物の名前はCanterbury Provincial Buildings といいカンタベリー地方政府の政庁として1865年に完成いたしました。
まさにニュージーランドの国家形成期における最も重要な遺産のひとつでした。
そして、挙式で使用していたチェンバーはニュージーランドのビクトリア朝様式の室内装飾における最高傑作として知られていました。

形あるものはいつか失われるとわかっていても、とても残念な気持ちで一杯です。
先日、被災した建物の横を車で走った時、胸にせまるものがあり、そして「今までありがとう!チェンバー」と心の中でつぶやきました。

クライストチャーチの取り扱い挙式会場は、ローズチャペルは少し修復に時間がかかりそうですが、その他の会場は使用が可能です。
また、新しい会場として、クライストチャーチ郊外のお庭が美しいミルウッドチャペルをこれから、ご紹介していく予定です。
チェンバーのことは、忘れずに、でも前をむいて進んでいきたいと思います。